ゲロゲロ~ とまではならないよう何とか持ちこたえましたが、海上に出ると予想外にも風&
波が強く断続的に入る大きなウネリの影響で船はジェットコースターばりに
揺れるわ跳ねるわの連続で酔い止めを飲んでいたにも関わらず最後の方は
吐きそうになってきましたっ。(汗)
事前にエネルギー源でもあるアルコールを大量に摂取されていた相方の
SurFreyjaの
“マダイ師匠”も普段はまず船酔いなんてしないらしいのに
、今回ばかりはほんと吐きそうになったと戦場入りと同時にグッタリされながら
ビールをグビグビ、、、やはりアルコールは水代わりなんですねっ。(爆)
老人会のおじいちゃんご一行様は全員足場の寄り離岸堤に上陸され、磯に
上がったのは我らともう1組の上物師らのみ。どこの磯もウネリが酷くこれから
迎える満潮時にかけて波が這い上がってくるか、波しぶきが大量に掛かるか
どちらかの可能性が高いのでくれぐれも注意するよう船頭さんに告げられての
上陸となりました。
万が一、蒸し暑かった時の事を考え空調服に麦わら帽子、ハンディ扇風機など
真夏の必需品も持参しましたが、気温は1日で最も高く午後15時の時点で
25℃と少し前までの猛暑がウソだったかのよ~に涼しく、風も結構強い為、
日が暮れると肌寒くなってきそ~な感じがします。
気温もこれくらいまで下がったらデイタイムの作戦でも心地良くできますよね~
なんて話ながら、船酔いも回復してきたので攻撃準備に取り掛かります。
「沖の島」 時間の経過と共に徐々に潮位は高くなってきて準備作業が終了する頃には
岩に打ち付け砕けた波しぶきが掛かるまでに、、、
満潮に向かっているのも原因の1つではあるけど、この真正面からの強風による
風波もかなり影響しているかと思われます。予報では日暮れと同時に治まる
傾向にあるよ~なのでそれに期待しましょう。
いつもならセッティングが終わった後、またはそれより先に蚊取り線香包囲陣を
設営して憎き蚊から防御できる体制を作るんですが、さすがにここまで風が
強いと蚊も出て来れません。それでも念の為に荷物で風裏になっている部分
などに蚊取り線香を炊いてから午後17時半、攻撃開始となりました。
初めは前回同様お土産にハタ系の魚を狙って小アジを投入してみるも、一向に
生態反応が無いのでヒイカも投げてゆきましょう。
シ~~~ン、、、
結局、マダイ師匠の竿にウツボが1匹だけアタってきた以外、一切エサすら
取られないまま日暮れ、、、最高気温は10℃近く下がってきてはいるけど、
水温に関しては2週間前と比べまだそこまで変化してないはずなのに、、、
この静けさは一体何なんでしょうか?
太陽が完全に沈むと気温は急激に下がって半袖じゃ肌寒くなってきて、
わたくしめが常に着用している長袖のスパッタメッシュモスシールドジャケット
でもじっとしてるとヒンヤリ感じるくらいに。その上、このままアタリも無く
いろんな意味で寒~~~い夜になると嫌やなぁ、、、ウツボすらアタらず
ここまで沈黙が続くとちょこっと不安になってきます。
基本、小さいウツボでも竿先に何かしらアタリが出るので動かない
= エサは
取られていないと判断してもいいですが、たま~にツマリマツカサみたく
竿先にアタリすら出さずにいつの間にか素バリにされているといったケースも
ある為、定期的にエサチェックを兼て回収&打ち返しをするもやっぱりどの
エサも綺麗に残っております。(泣)
あっという間に午後21時になりました。 冗談抜きでアタリが皆無なのでエサが全く減りません。
この作戦のエサは余っても海に放流してくるだけですから、仕掛けを回収する
度に新しい物に交換してファイヤ~。糸フケを取って三脚に置いた竿に尻手
ロープを付けて再びクーラーの上に腰掛けてマッタリ、、、延々とビールを
飲んでおられるマダイ師匠と今後の出撃計画について話し合いながら
ひたすら時間を潰していると、
ガシャ~~~ン!!! 何の前触れも無くわたくしめのスピンパワーが吹っ飛んだと思えば、三脚の
アーム上でシーソーに!?というより竿先が海に目掛けて突き刺さったまま
もの凄い力で引っ張られているといった感じ。
やっと本命が回収してきてくれたぁ~ ♪ ハマフエフキが掛かったものと思い込んでいるJCA、一気にアドレナリン大放出
で竿を持ってグイッと引き起こそうとするも、予想してた以上の重さで簡単
には持ち上がりません!?
ウミガメ? マダイ師匠が尻手ロープを外して下さったタイミングでおもいっきり力を込めて
竿を持ち上げると竿先が頭上近くまで来た途端にとてつもなく強大な力が
圧し掛かって竿がスピンパワーXXXが胴の辺りからグンニャリ!
リールを巻く作業に入る以前に竿ごと持って行かれそうな引き込みな為、両手で
握ってホールドしてるのが精一杯。そうこうしてる間に根に潜られてしまった
みたく、根掛かりした時の如く全く動かなくなってしまいました、、、
仕方ないのでドラグをほんの少しだけ緩めてから再度三脚上に置いて様子見を
決め込もうと手を離した瞬間に再び竿がシーソーになり、
グウウウ~~~ッ ラッキーにも根から出て来てくれたのか?竿がおもいっきり曲がりだしたので
絶対負けてたまるかぁ~!と気合いを入れてリールのハンドルをゴリ巻き。
ここまで来ると力と力の真っ向勝負ですから竿が折れよ~が、ラインが切れ
よ~が何があっても二度と根にだけは潜らせないと数回襲い掛かった恐ろしい
までの締め込みに耐えつつガチンコ対決!
クエやぁ~~~!!! タモを片手に水面を照らしていてくれたマダイ師匠の言葉にビックリ!
頭から胴体にかけて半分近くタモに収まった状態で水面に浮くその予想外の
巨体を見て、一瞬放心状態になってしまいましたが、すぐ我に戻って準備して
あったフライングギャフを手に取りエラの部分からウリャア~~~!
→ しっかりフッキングした事を確認した後、
ロープでずり上げてフィニッシュ!
引きずり上げる際にまたまたマダイ師匠のタモ枠は重量に耐え切れず破壊され
ちゃいました、、、ってゆ~か、おそらく一生使う機会なんぞ訪れないだろう
けどとりあえず持参してたフライングギャフをまさか使うよ~になるなんて。
こんな奇跡、、、起きちゃっていいんでしょうか?なんか今年のみならず
この先10年分の運を前回と今回で使い果たしてしまったよ~に思えますわ。
購入して早々出番が訪れてしまったフライングギャフも果たしてこんな感じの
使い方で良かったのかど~か分かりませんけど、無事ランディングできたので
良しとしましょう。見事にエラからガッチリと掛かってくれてます。
それも前回に引き続きまたまた余裕のメーターオーバーですわ!
110cm クエ撃沈!
ランディング直後はおとなしくしてたのが急にバタバタ暴れ始めたので、
マダイ師匠が持参されてた人殺しもできそ~なくらい大きな手鉤でガスッと
締めてもらい続いて血抜きまでも。
ジャリ~~~ン!? そんな中、もう1本のスピンパワーが突如吹っ飛びます。 しばしクエの雄姿に見惚れてたわたくしめ、それでも放置はいけないと急いで
竿を掴んでファイト開始!クエのパワーが折り紙付きだったのもあってか?
それなりに強く締め込んでいたはずなんですけど、ゴリ巻きをしてると
あっさり御用、、、だけど、こやつ、、、まあまあデカいんちゃう?
76cm ハマフエフキ撃沈 ♪
今夜ももう十分過ぎるくらい満足させて頂きましたぁ。(笑)
ハマフエフキは群れで回遊しているので、遅ればせながら時合いが到来したの
かもと2人共臨戦態勢に入るも、ど~やらこやつは単発だったみたくその後
アタリは続かず気付けば日付が変わって午前0時20分に、、、
今、思えば釣れた魚が2匹共デカかったからこそ満足感が味わえてはいるものの
、マダイ師匠はまだまともな魚を1匹も撃沈されてませんし、たまたま運が
良かっただけで根本的には激渋コンディションなのかも、、、それに来る前から
今回は50cm台のハマフエフキは全てリリースと話していたし、ど~せ
お土産確保ならハタ系の方がいいとなりわたくしめが持参してた小アジを
マダイ師匠に使って頂き小魚エサオンリーで戦う事に。
これまでず~~~っと生体反応が薄かった海がなぜ今になって?なんですが、
小アジを投入し始めるとちらほらウツボのアタリが出始めて針掛かりまでは
至らないものの、しつこく突かれ最終的には素バリ or 食い散らかされます。
まぁ、いつからか長袖ジャケットを羽織らないとかなり肌寒くなってきてますし
沈黙してるよりは多少外道のアタリでもある方が身体が温まっていいんちゃう?
そう話しながら対応してると、
いきなり今度はマダイ師匠の竿が吹っ飛び海に向かってグサッと!
おおっ、フライングギャフの2回目の出番ですかぁ~!片手に持ってスタンバイ
しながらファイト中のマダイ師匠の横に立つと
→ アホか~、まさか2匹目の
ドジョウなんておるわけないやろ~!それにこいつリールが巻けなくなるまでの
力は無いし、そこそこ大きめのタマミちゃうか~、、、
そんなやりとりをしながら水面に浮いてきた魚を照らして、うわっ!?クエ
ですわ~、、、まさかのまさかでフライングギャフ2回目の出番がっ!
90cmのクエを撃沈されたマダイ師匠、俺はもうコレ1匹でええわ~と。
真っ暗に静まり返る磯の上で2人して大喜び ♪ ほんと今シーズンラストの出撃は上出来過ぎで、感無量の一言しかない今、
もうこれ以上は求めないとしばらくランディングされた2匹目のクエを眺めた
後、片付けモードに入る2人、、、わたくしめはスピンパワーの方は短時間に
襲い掛かったクエとハマフエフキのアタリの前、知らない間に結構ラインが
瀬ズレしておりこれらは片付けてプロサーフPFを1本だけ残しておきます。
元々、3パックしか持参してなかった小アジも即行無くなりあとはヒイカ少々と
スルメイカの短冊少々、、、眠くなってきたらそこでやめようと決めて適当に
エサを付けてファイヤ~
→ すでに横たわっておやすみモードのマダイ師匠の
傍でぼ~っとスマホを見たりしてると、
午前2時を回ったくらいからハマフエフキのラッシュがっ!?
ガシャ~ン! シュッ、ジャリ~~~ン!
これは確実に群れで回遊してきたみたく、ご覧のよ~に50~55cmまでの
どれも似たよ~なサイズばかり。
クエが釣れていなければお土産としてキープしたであろう丸々肥えた個体も
混じってましたが、今となっては当初決めてた通り60cm未満の個体は全て
即リリース。竿は1本体制なのに魚をリリースして打ち返すと驚くくらいすぐ
次のがアタってくる状態でこんな時間帯になっての豹変は今まであまり
経験した事が無いので正直戸惑ってしまいます、、、
6~7匹立て続けにリリースした頃でしょうか?
61cm ハマフエフキ撃沈!
やっとこさキープ対象サイズの個体が釣れて、同時に腕もパンパン&疲れて
きたので打ち返しもやめて全て片付け
→ 気が緩むと急に眠たくなってきて
お迎え時刻までわたくしめも爆睡となりました。
天敵でもある蚊も夜間に少しだけ無風状態になった時のみチラッと見た以外は
皆無で非常に快適な夜戦でシーズンラストを締め括る事ができましたぁ ♪
午後にかけていよいよ昨日発生した台風12号の影響が顕著に出始める
予報ですしさっさと撤収しないとねっ。
帰りもまたおもいっきり揺れて船酔いしちゃう事を想定して、事前に酔い止めを
飲んでから乗り込みましたが、さすがに疲れ果てていたのか?走り出すや
否や再び夢の中に落ちてしまい目が覚めた時には徐行で片島港に入って
きておりました。道中揺れてたのかな?(爆)
今シーズンだけで2匹ものメーターオーバーのクエ撃沈、、、奇跡ですわ。
クーラーに無理矢理折り曲げて詰め込んでいたらキンキンに冷えてちょこっと
縮んじゃいましたが、今回は記念に魚拓にしてもらおうと考えております ♪
【使用タックル&仕掛け】 ■ 竿: シマノ・'05スピンパワー425XXX
■ リール: シマノ・'14ブルズアイ 9120
■ 道糸: モーリス・VARIVAS バーマックス石鯛遠投VA-G 22号
■ 仕掛け: 捨てオモリ仕掛け
■ ハリス: モーリス・VARIVAS 大物ハリス 40号
■ 針: がまかつ・タマンスペシャル 24号
■ エサ: アジ、ヒイカ
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