終日曇り予報 ♪ 最高~ ♪ 午後14時半、片島港を一斉に出港した渡船たち、、、途中までお互い追行し
合ってたのが20分程経過した所で並行となり、それぞれの磯割りエリアへ
散らばってゆきました。
我らが目指すは沖の島本島周りの磯で海の上にポツンとある小さな磯や
ここは絶対投げ釣りでは厳しい?できればやりたくないなぁ~と思えるよ~な
絶壁磯に次々と上物師たちが渡礁して行かれ最後に我らがリクエスト
していた本島側の磯へ。
実は沖の島本島周りとなると幾つか波止もあり、事前に参加メンバーそれぞれ
の希望を聞いていくと
SurFreyjaの
“O本先生”、
“マダイ師匠”はすでに
今シーズンいい思いをしているので足場の良い波止でテント張ってのんびり
やろうや~ ♪ で、
“しゅうさん”と
“高ちゃん”はガチンコ磯を希望。
偶数ならペアで渡礁できたものの、今回は5人と奇数だった為、わたくしめも
同じく波止組に混ぜてもらってテントを張って夜間はゴロゴロ~、、、そう
船頭さんに伝えていたんですが、実際に目的の波止に行ってみると、な、なんと
すでに先客がっ!?更に磯の方も他の渡船が渡したのか?すでに先客アリで
ことごとく断念せざるを得なくなってしまいました、、、(泣)
どうしようか?船頭さんに相談する中で、ハッと思い付いたエリアについて
聞いてみると最近はそこまで多く人が入ってないしいいんじゃないかな?となり
急遽場所変更&磯なら俺は一人で上がるわ~とおっしゃり小場所にマダイ師匠、
その両サイド少し離れた磯に残りはペアで上陸!
「姫島」 最初から波止のつもりでやって来て急に場所変更となってしまったものの、
過去に2度ほど?連れて来てもらった事のある戦場でしたのである程度勝手が
分かるのが不幸中の幸いって感じでしょうか?
とりあえずセッティングに取り掛かりましょう。
ほんとは少し前に記事にしていたオールステンレスのオリジナル一脚を使って
みたかったんですが、いかんせん今回は波止予定でしたから三脚のみを持参&
シーズン中にもう1回チャンスがあればそこで使ってみたいと思います。
上陸前に蚊がめちゃくちゃ多いで~と船頭さんが言ってたのでセッティングが
完了したから次は陣地周りの蚊対策!蚊取り線香包囲陣を設営しつつ、先手必勝
のヤブ蚊バリアスプレーを散布しつつ、キンチョールも手元に置いて万全な体制
を作るも今のところ程良く風が吹いててそんなに気になりません。このまま
朝まで吹き続けてくれるとありがたいのですが、、、
全ての作業が終わってもまだ午後17時前。 日暮れ時刻まで2時間以上ありますし、当然今からすぐに攻撃を開始しても
オッケーなんですが、いくら曇り空で風があるとはいえ湿度が半端じゃ
ない上、気温もそれなりに高いので動いているとみるみる汗が吹き出してくる
状態でまずは一服してからゆっくり始めようとなりました。
前回、わたくしめが着用しているのを見て即購入されたという空調服をまとって
おくつろぎ中のO本先生、、、携帯扇風機も大活躍で、しばしクーラーに
腰掛けながらキンキンに冷えたスパークリングウォーターを飲みながら一服。
30分近くくつろいだでしょうか?汗もひいて落ち着いてきたのでそろそろ
始めていこうか~と話しながら、まず明るいうちはアカハタなどハタ系のお土産
を狙ってアジを投げてみることに。ちょ~どスーパーにいいサイズのアジが
売ってたのでイカと一緒に1パックのみ仕入れて参りました。
仕掛けを投入するや否や1本の竿に即行典型的なウツボのアタリが出始めて
、、、エサだけ盗ってどこかへ行ってくれと期待するも、しばらくすると
竿尻までズラしてこりゃもうフッキングしちゃってるわ~、、、
はいっ、超~極太なウツボの水揚げ。 久しぶりにこんな極太個体を見ましたわ~。
あまりにも立派だったので一応、O本先生にも要る~?と伺うも、即答でいらん
と返ってきた為、ポイ!ど~も長物だけは苦手でして、唯一ウナギ?それも
ちゃんと調理された物は大好物なんですがねぇ。(爆)
約1時間、マンダムタイムとなり、わたくしめのアジはもとよりヒイカを投げてる
O本先生の竿にも一切反応が出ません、、、結局ウツボも一番最初にアタって
きたさっきの個体のみでそれ以降はだんまり、、、
この状況じゃおそらく日暮れまでは何も期待できないかも?引き続きクーラーに
腰掛けながらそんな話をしてると、どこからともなく、
ジャリ~~~ン! ストン!? あれっ、、、もの凄い勢いで竿が吹っ飛んだはずなのに次の瞬間にはシーソーの
原理で再び竿尻が戻ってスカ。
竿を持ってみても軽く、回収されてきた仕掛けには頭から下が食い千切られた
無残なアジがっ、、、泳がせをする時みたくアゴ部分に針を掛けていたので
見事下にかけて持っていかれました。でも、丸飲みできないとなればそこまで
大きな魚でもなかったんでしょうねぇ。
気にせず再度アジを付けて同じ投点へファイヤ~!ただし、今回はアゴではなく
胴体中央部くらいにザックリとタマン針を貫通させた状態にしてみました。
ハマフエフキ作戦なので当然ながらドラグは相当力を込めてフルロックにして
ある上、尻手ロープをセットして竿が海にダイブしないようなセッティング。
潮は断続的にトロトロ左へ流れている状態で、三脚の上に竿を置いてからも
何度か出てくる糸フケを取ってクーラーの上に戻ります。
また一気に汗ダクになったので飲み物を飲みながらO本先生と雑談してると、
ドンッ!!! 突如、さっきの竿が重く鈍い音を立てて吹っ飛んだと思えば三脚上で海に
向かって突き刺さっております!?
すぐさま竿を持って起こそうとするも半端じゃない重量が加わっており全然竿が
起きません、、、更にキツく締めたはずのドラグはキイイイ~~ッと悲鳴を
上げるかの如く高音の回転音と共にどんどんラインが出てゆきます!
そしてやっとこさ竿を起こす事ができたと喜べば、すぐ強烈な締め込みを伴い
ながら右へ向かってゆっくり走りだしXXXが怖いくらいグンニャリ弧を描き、
引き続き何度も何度もリールが巻けなくなりドラグの悲鳴が続きます。
この時点で巨大なウミガメか何かだろうと思い、最悪切れてしまってもいいし、
とりあえず姿を見るまでは頑張るわ~と言いながらタモを持ってスタンバイして
くれてるO本先生の横で根性のゴリ巻き!すると急に右から左に進路を変え、
そのタイミングで一瞬隙ができたか?若干軽くなった場面があり急いで
リーリングしていくと見えてきたシルエットは、
ウミガメではなく白っぽい魚らしきもの?
うわっ、クエや!?
80cm枠のタモで頭部から入るまでをネットインするも、重すぎて無理矢理
引き上げようとしてるとフレームが曲がって
→ 折れてしまいました、、、
超特急でその上からわたくしめの同じく80cmタモで掬うも再び引き上げ
チャレンジ虚しくこちらもフレームが曲がってポキッ!
あっけなく2つのタモが壊れてしまい、当然ギャフなんぞも持ってませんから
どうしようか?めちゃくちゃ悩むも、ラッキーなことに時間的に干潮を迎えて
おり潮位も低く満潮時には水没してるはずの一段低い磯が剥き出しに ♪
そこへ魚をゆっくり移動させてからO本先生が降りてネットごと引きずり上げ
&最後はわたくしめと2人がかりでランディング!
なんちゅう重さや~、、、
116cm クエ撃沈 ♪
磯の上で暴れられる前にO本先生が神経締めをして下さり、動きを止めてから
スケールを置いてみると、
1mスケールでは足りない!?
お借りしたもう1つのスケールと連結させて計測してみると余裕のメーター
オーバーの個体で、帰還後、魚屋に持ち込んで専用の大型魚計測器で測った
もらうと重量はなんと24kg!
今思えばよくもまぁ、こんなタックルで上げれたもんですわ。
わたくしめにとっては今回がお初のクエ撃沈、、、手の震えは止まらないし、
魚はホエールに入らないしで実感が湧くまで少々時間が掛かりました。
O本先生のご好意で彼のクーラー内にわたくしめのクーラーに入ってた全ての
物を一緒に入れて頂ける事となり、クエを2人がかりで無理矢理尾っぽ部に
かけてひん曲げながら押し込みクローズ!氷も隙間に入れたのでこのクーラー
はロックを掛けて明朝までこのまま置いておこうとなりました。
気付けば夕マズメ。
まもなく日が暮れて真っ暗になろうとしている時間帯から、驚く事に本命の
ハマフエフキラッシュ!?群れで回ってきているよ~でアベレージサイズ
50~60cmの個体をO本先生が次々と水揚げ ♪
えっ、JCAは? と言いますと、クエ撃沈後、変な感じで放心状態となっており竿を全て一旦
上げた状態にしたままクーラーに腰掛けてぼ~~~っと。(笑)
それと、実は夕マズメに突入するやこのラッシュですから、もし2人してたくさん
釣ってしまうとただでさえO本先生のクーラーに食料など入れさせてもらってる
のにスペースが無くなってしまうのでは?かなり悪い気がして躊躇してる
所もあったりしました。
でも暗くなると気温もやや涼しくなってきてキンキンに冷えた飲み物が無くても
大丈夫になったので、まずはクーラーからわたくしめの飲み物類を全て取り出し
スペースを確保してから再びイカを付けて攻撃再開してみることに。
シュパ~~~ン! 投げて5分もしないうちに竿が吹っ飛び、
58cm ハマフエフキ撃沈。
ちょ~ど隣でジャスト60cmの個体が水揚げされてたので、ひょっとして
こやつも同じくらいあるかなぁ~?と期待するも2cm足らず。
打ち返した途端に合計3本が同時に吹っ飛ぶ、同時多発テロまで起きたりして
夜を迎えた戦場は大忙し!釣った魚を全部キープしてるとクーラーは即満タンに
なってしまいそ~な勢いでしたから50cmギリギリ無い個体やモンツキなど
の外道は全てリリースしながら大型が現れるのをひたすら待ちます。
が、しかし、、、アタリが途絶えて1時間程静かな時間が流れた後に再びやって
きたラッシュでもアベレージサイズは変わらず一向にビッグワンは出ません。
53、51cmハマフエフキを連続撃沈した午後21時でO本先生の方はすでに
2桁に迫る釣果を叩き出しており、これ以上は確実に入らなくなるので
わたくしめはここで終了する事にして、片付けれる範囲まで片付けてから
大物が来た時のランディングサポートに徹する事にします。
なんせクエを撃沈した時にそれぞれ持参していたタモは完全に壊され使い物に
ならない状態になっちゃってますから、もし竿でぶり抜くのが困難な大物が
来たら相方がラインを持って引きずり上げるしか選択肢が無いんですわ。
ラッシュは治まっても投げれば必ずどれかの竿にアタリが出る感じでず~っと
釣れ続き、午後23時にはO本先生も疲れてきたと全ての仕掛けを上げて休憩&
2人して数時間仮眠を取ろうとなりました。(笑)
磯のフラットに近い部分を探してブルーシートを敷いてゴロンと寝転べば
あっという間に夢の中へ、、、
途中、目が覚めても聞こえてくるのは波の音か空調服のファンが回ってる音
のみ、、、また目を閉じて眠りにつき、O本先生は午前2時頃には起床されて
攻撃再開されてたよ~ですが、わたくしめはガッツリ午前4時前まで爆睡!
まだ放置状態にしてある竿があったので数投だけでもやってみようかな?と
思うも、ず~っと戦われていたO本先生曰く、アタリは途絶える事無く出る
けどどれも似たよ~なサイズばかりで60cm前後までが限界、、、それを
聞いて再び打ち返しはせず片付ける事に決定。
午前5時より数分早めにやってきたお迎えの渡船に乗り込んだらマダイ師匠
→ しゅうさん&高ちゃんペアの順に回収
→ ここからちょこっと走って他の
上物師らも拾って午前6時には片島港へ帰還。
わたくしめは予期せぬクエの登場でクーラーが1匹で満タンになってしまった
為、ハマフエフキに関しては3匹のみ釣って終了にしましたが、残りのメンバー
のほとんどは2桁撃沈!一番大きかったのはマダイ師匠が釣られた67cmで
他は50~60cmくらいとサイズはイマイチ伸び悩むも、稀に見る数釣りと
なり全員満足の釣りができた模様 ♪
高ちゃんなんて2桁と言っても10匹ではなく20匹近く釣ってましたからねぇ!?
まだ、あの強烈な締め込みと重量感が忘れられません。(笑) 【使用タックル&仕掛け】 ■ 竿: シマノ・'05スピンパワー425XXX
■ リール: シマノ・'14ブルズアイ 9120
■ 道糸: モーリス・VARIVAS バーマックス石鯛遠投VA-G 22号
■ 仕掛け: 捨てオモリ仕掛け
■ ハリス: モーリス・VARIVAS 大物ハリス 40号
■ 針: がまかつ・タマンスペシャル 24号
■ エサ: アジ、ヒイカ
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