冬場の南予地方においてはお天気の急変なんて日常茶飯事!?直前になって
荒れ予報が急に穏やかになったり、その逆もあったりで滞在期間中は常に
天気予報に目を光らせてないといけません。
今回も2日目は
“マダイ師匠”は引き続き虫エサで鯛系の魚を狙われるとのこと
でしたが、JCAに関してはまた性懲りもなく?活アジを投げてみよ~とアジ
バッカンに他泳がせ釣りの準備も持参してたのが、昨日の夕方に天気予報を
チェックするとこれまで南東の風5mとかだったのが急変して北西11mに!
北西になってしまうと泳がせをしてみたいと思ってた戦場は真正面に風が
当たる為、ただでさえ虫エサに比べて遥かに飛距離が出せない条件なのに
これじゃ正直ちょこっと厳しい、、、過去に一度もアジを投げた事の無かった
この戦場だからこそとやってみたかっただけで、他の戦場となるとまたブリが
来たり、下手するとワニエソ嵐のみで終わったりする可能性の大なので、
ど~しよ~か悩んだ末、撤収後松山市内まで走って虫エサを買い出し
→ 再び
宇和島市内に戻ってホテルにチェックイン
→ 長い初日が幕を閉じました、、、
わたくしめ、、、2日目はアジを投げる気満々だったので元から虫エサは初日の
分しか仕入れて来ておらず、初日終了後、マムシ&アオイソメ共に若干残りは
したたものの、これだけじゃたとえ午前中メインとはいえ心細い!エサ切れの
事を気にして節約スタイルで戦うのが一番辛いのでねぇ。
「宇和海」 もしかすると暗いうちにマダイが回るかもしれないと午前3時半にはホテルを
出発し、早めに戦場入り&気合い入れて頑張ってきてますが、あはは、、、
昨日同様朝マズメも一切何も起こらなければ完全に太陽が昇った午前8時に
なっても沈黙のまま。ほんとエサ取りの小魚の気配さえありません、、、
戦場は当初予定してた場所に入っている為、予報通り北西風が強い状態! ただ、それでも全然大丈夫なんですわ~!?
と、言いますのもアジを投げてみたいと考えてた方向は漁港のある内向きで
虫エサで戦うとなれば投げるのは逆の外向き!要するにこの風ですと出し風に
なって軽く投げても飛距離が出てラッキーと言えばラッキー?まぁ、遠投に分が
あるとゆ~わけでもないんですけどねぇ。(笑)
ジイイイ~~~ッ! キタ~~~ ♪ 大慌てで竿に飛び付くも、、、あれっ?重量感少なくない?
それと首を振ってるんでしょ~けどマダイみたいな感じではなくブルッ、ブルッ
と小刻みなこのアタリって、、、
やっぱりねぇ。 途中からまさか?と疑い始めてたんですが、予想通り極太サイズのワニエソ
、、、ここはそこまでエソの魚影は濃くないよ~な気がするんですけど
もしかしてアジを投げなくて正解!?(爆)
昨日とは全く違う戦場になるも、今日も似たよ~なパターンで午前9時前後の
微妙な時間帯に急に魚っ気が出始めたんでしょうか?少し仕掛けをサビかれた
マダイ師匠の方にもでっかいイラん魚イラがヒット
→ 怒りを買って即ポイ!
またエソなど外道のちょっかいから始まって最終的に本命も出てくる!?
昨日のよ~な流れを期待していると仕掛け回収中に再びワニエソ、、、
そんでもってしばらく沈黙してたと思えば鋭く短いドラグ音が鳴って、、、
チ~~~ン、ワニエソ、、、まとまった群れが回遊してきてたのか、元から
潜んでのが急に食いが立った?他の魚もアタってくるなら魚っ気が出てきたと
喜べるもワニエソばかりだと少し不安になりますわ。(汗)
ジイイイ~~~ッ! ハァ~、ど~せワニエソでしょ、、、適当にアワせてみたものの、 何やら締め込み方が少し異なりやけに重量感を感じる?更に足下まで
なかなか浮いて来ずに左へグイグイ走ってもしや!?と思った瞬間に
純白と薄い赤色のシルエットが水面にっ。
51cm アカアマダイ撃沈 ♪
ジイイイ~~ってドラグ音が先に連発してたワニエソのものと丸っきり一緒
でしたので、慣れてしまってて音自体にはそこまでドキッとはさせられなかった
けど魚体が見えた時のドキッ&アドレナリン大放出は凄いものでした。(笑)
紅白アマダイ、価値としてはシロアマダイの方が遥かに高価な物になりますが、
実際に撃沈直後の姿はアカアマダイの方が美しい。
まっ、魚体のカラーリングの問題だとは思いますけどアカアマダイはよ~く見て
みると赤とお腹周辺の白をベースにコバルトブルー、パープル、イエロー、
オレンジ他様々な色が各部位に散らばってるんですよね~。イトヨリダイも
似たよ~な感じで複数のビビッドカラーを身にまとってますけど個人的には
密かにカラフルなアカアマダイの方が好きかな。
どのディッシュになるか?まだ分からないがゆえ真っ先に神経締めして動きを
封じてから写真やら血抜きやら他下処理、、、いつまでもバタバタ暴れさせて
いると松笠揚げに必須のウロコが飛び散ってしまいますからこの辺のディッシュ
も一応想定して特に丁寧に扱うよ~にしております。
ジ~~~イイイ~ッ!? えっ?今さっきドラグ音を聞いたばかりなのにまたっ!
46cm アカアマダイ撃沈 ♪
こんなドラマが起きたりするからアマダイ作戦はやめられません。
この手で撃沈したわたくしめでさえここまでショートインターバルで再び本命の
アタリを見れるなんて想像も付きませんでした!?
いや~、ほんと昨日のお昼過ぎの時点ではまだ活アジを投げる気満々だったのに
、、、天気予報が急変してくれたからこそ虫エサに変更しよ~とゆ~気になった
わけで、、、もし予報通りだったら今頃ワニエソ地獄に泣いてたかも。(爆)
これら2匹共に出し風に乗せておもいっきり遠投してた仕掛けにヒットして
きましたから早速、戦術を遠投メインに切り換えて近投竿をすぐに回収&
投げる方向は同じでも距離は全てできる限り遠くへのスタンスで!
普段、爆風時に向かい風に向かって投げる際には風が一瞬途切れるタイミングを
見計らってファイヤ~するのが、今朝は強烈な出し風なのでむしろ風の力が
ピークに達してる時におもいっきりフルスイング!
仕掛けが面白いくらい飛んでゆきます。
立て続けに本命が2匹飛び出したのもあり、まだ出る!と信じて夢中で
打ち返しを続けているといつの間にか午後に突入!?今日は帰らないと
いけませんからいつも通り午前中のみと決めていたものの、可能性が
ありそ~ならエサももう少し残っているしあと1~2時間だけ遠投戦で
粘ってみようかとなりました。
午後になるや否や、あれだけ強烈だった風は一気に緩んでそよ風とまでは
いきませんけど、そんな風に感じられちゃうくらい穏やかに、、、でも、考えて
みると今日に関しては風の力を利用して遠くを探っていたのもありここからは
飛距離はやや落ちてしまうはず、、、
考えてもみれば、今日もボウズ逃れどころかちゃんと本命の顔も拝めてます
からもう十分なとこもありますし、エサが終了するまでしっかり手を抜かずに
打ち返して気持ち良く帰ろう!そう決めてファイヤ~
→ 時々サビいたり
しながら回収
→ エサのチェックをして打ち返し。
ひたすらこの繰り返しでございました。
もうそろそろエサも無くなるという午後13時半過ぎ、
ジッ、ジイイイッ!? 短めだけど重量感を伴った走り方をする音、
44m アカアマダイ撃沈!
アワセを入れた途端にドラグで対応しないといけないよ~なもの凄い締め込みを
一度だけ見せるも、その後は抵抗はあるけど比較的すんなり上がってきたと
思えばやや小ぶりな個体でした。
水温は15℃台に落ちて結構日数が経ってる今、昨日の戦場では回収されてくる
シンカーを触るとまだ幾分温もりが感じられたものの今日の場所では冷たい
、、、過去のデーターから分析すると確実に魚の食いは渋くなり、ましてや
本命のアマダイの顔見るのは非常に難しいと思えていた今回の遠征でしたが
、終わってみると自分でも驚くよ~な好釣果となりました。
こ~ゆ~異例なデーターが出てしまうと、ただでさえ謎な部分が多いアマダイ
という魚が更に分からなくなってきますねぇ、、、ある程度決まったパターンが
幾つかあればそれらを組み合わせていくうちに生態に何か共通点が見えてくる
場合もあるんですけどアマダイに関してはまだまだ未知な部分が多いです。
寒いと言われる時期はまだ1ヵ月以上は続きますし、暖冬とはいえ間違いなく
今以上に水温も低下するはず!1年を通して効率の良い釣りをする為に
本遠征を持ってアマダイ作戦はとりあえず一区切りとすべきか?それとも
水温の変化に応じて食いがどう変化するかもう少し探ってみるべきか?
帰還してからしばらく悩みたいと思います。(笑)
ってゆ~か、毎回驚かされるんですが、アマダイって身が超~柔らかいので
エラから内臓まで全て抜いてクーラー内でキンキンに冷やして保存してると
死後硬直が半端じゃありませんよねっ。
【使用タックル&仕掛け】 ■ 竿: シマノ・'05スピンパワー425AX-T
■ リール: シマノ・スーパーエアロ フリーゲンSD
■ 道糸: 東亜ストリング・レグロン ワールドプレミアム 3号
■ 仕掛け: 1本針仕掛け
■ ハリス: ダイヤフィッシング・ジョイナー船ハリス 7号
■ 針: ササメ・サーフ真鯛 L
■ エサ: マムシ、アオイソメ
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