濁った港内でもアキアジ! 北海道・斜里町 / 知床半島 (3日目)

午前4時過ぎ、外気温1℃、、、ついに雪が降り出しました。
三陸沖で温帯低気圧に変わった台風22号は引き続き強い勢力を保ったままここ
「知床半島」を暴風域に巻き込んで千島列島に抜けてゆきました。
昨日の記事をご覧になって頂ければお分かりのよ~に午前9時になる前から急に
大荒れになり、午後はピークを迎えあと少し激化すると国道が閉鎖になるかも?
って程の大雨と北西の爆風&高波で終日警報は発令されっぱなし、、、
午後23時頃にようやく雨が小雨に変わるも雨の後は案の定恐ろしい程の風が
吹き荒れ、夜中じゅうずっと車はグラグラ揺れっぱなしでした。(恐)
予報でも11月2日まで風は北西10m以上&波高もずっと3~5mの間キープ
したままのシケ模様で最終日となる3日目の今日はまず釣り自体が不可能!
海に近寄るのが危険と思われました、、、昨夜“よっしー”と話している時も
一応、いつも通り早朝に待ち合わせて何か所から見に行ってみようとは
考えてますが、おそらく釣りができないかもしれません、、、と。
飛行機が変更できるなら予定を1日早めて昨日のうちに帰還しようか?とANAの
空席をチェックするも女満別空港から新千歳空港までの全ての便が満席でアウト
、、、まっ、ど~せ帰れないならこのまま予定通り3日目までここに居てダメ
だったら帰ろうと決めたんです!

午前4時半によっしーと合流して荒れても何とかやれそう?と思われる戦場を
転々と見て回るもどこもかしこも大荒れ&高波が押し寄せてて近寄る事さえ
できませんでした、、、おまけに車で移動してるとパラパラ程度だった雪は
暴風雪となり時間の経過と共にマシになるどころか、再び激化。
3ヶ所目の戦場を見に行った後、今度は行き過ぎたからとまた走って来た道を
戻ってここがダメだったら中止にしましょうとなってた最後の望み!?近辺じゃ
まあま大きめの漁港に到着となりました。
ここの港内なら釣れる釣れないが別として何とか釣りが成立するかも?という
釣りができるとゆ~事を優先した決断、、、ふと港の外を見てみると、

や、ヤバいんでないかい!?
昨日とほとんど変わらないくらい荒れに荒れまくって波高何メーターあるん
だろう!?という程の恐ろしい波が半島を洗っております。
漁港を守る為に6m前後はあるかと思われる胸壁があるのにも関わらず、
それさえも所々外海側のテトラ帯に打ち付けた波が越えてザバ~~~ンと!
一部シャワー状態&水の色も抹茶ミルク色に濁ったままです、、、
だけどこれである意味?今回までの遠征でわたくしめがやりたかった事は
ほぼ達成できたと思われます。自作仕掛けの検証のみならず実は浜からではなく
こ~いった港内からウキルアーで狙うのもまた少し違った感じと伺ってたので
一度経験しておきたかったんですわ~。
昨日の午前中まで気温は10℃超えだったのが午後から一気に一桁に下がり、
夜明けを迎えた今もなお氷点下近くをウロウロしてる極寒環境下、とりあえず
やってみようとタックルを組んでファイヤ~、、、強い北西風が真横から当たる
感じで仕掛けが宙に舞った瞬間に左へ左へ流されてゆきます。


こんな最悪な日なのに?いや、オホーツク海全域で外洋に面した場所が使えない
日だからこそ?数人だけですが、わたくしめら以外にもウキフカセの方が
いらっしゃいますねぇ。どこも釣れてる気配がありません、、、
JCA的感覚からすればここまで海水が抹茶ミルク色になってしまったら魚が
居たとしても見えない?全く食わないのでは?と思ってしまうのですけど、
よっしーはアキアジは濁りは関係無く居れば食いますよ~ってニコニコと
自信満々で言ってます。(笑)
攻撃開始から約1時間程はどこへ投げても反応が無かったものの、彼の言葉を
信じてひたすら黙々と打ち返してると、キャスト → 着水した瞬間に浮いてる
はずのオレンジ色のフロートが見えなくなりました!?
あれっ?おっかしいなぁ~と思いつつリールを巻くも軽いまま、、、
意味不明なんで再度投げ返そうとリールを巻き続けると急にズッシリ重くなって
きて、足元近くに来た途端もの凄いスピードで横走り!ドラグを使いながら
対応しつつよっしーにタモ入れしてもらいましたっ!

68cm アキアジ水揚げ~ ♪
アタリすら出ず掛かっていた事を考えると着水と同時に食ってきてそのまま
手前に走っていたみたい!?アキアジの口ってかなり硬いのでフッキングが
甘かったらバラす恐れもあるんですが、
ガッチリ向こうアワセで掛かってくれてましたぁ。
でも、欲を言えば前アタリから自身の手で感じてアワセて~というステップを
踏みたかったので魚が食ってくる事は分かった今、次はぜひアタリを感じたい
なぁ~と再びキャストしてると隣で、
アタリが出た~!食え、食え → 食った~!と竿をしならせてよっしーも撃沈!

しつこくコツコツ弾くよ~な前アタリが出た後、重くなってと今までと同じ
典型的なアキアジのアタックパターンだったよ~です。
こやつを撃沈するまでに前アタリは出るもその後食い込まない?いわゆるお触り
は何度かあったらしんです!それに対してわたくしめはまだ今朝は一回も手で
アタリを感じてない、、、そんなわけで一番深くタナ設定してたのを少し浅めに
変更し、同じプルピンカラーのルアーでも45gから35gの軽い物にして
リトリーブスピードを更に遅く流れに乗せて漂わせてみると、
コンコンコンコンコン?
小刻みな微弱ノックがあるもそれっきりで沈黙。
出たっ!これがよっしーの言うお触りオンリー、、、だからと言ってこの
前アタリの時点でアワセを入れてもまずフッキングしませんしグゥ~~~っと
引き込むまでは相手の気分次第?(笑)
ブルッ、ブルッ、、、コツコツ
即同じ場所に投げ返すとまた似たよ~なお触りだけが出て沈黙、、、
何でちょっかいまで掛けてきてるのにあと一歩の所で止めてしまうんだろう!?
超~もどかしいなぁ~とよっしーと笑って文句を言いながらまたファイヤ~、
コツコツコツ、、、
グゥ~~~ッ!!!
大きくアワセを入れて今度こそ乗りましたで~ ♪

筋子でお腹がパンパンの75cm アキアジ!
1匹目と異なりフッキングした途端に暴れだし跳ねるわ、走るわ、手前の漁船の
下に潜り込むわで結構ドラグワークが必要となるも無事ランディング ♪
浜からだと波打ち際の引き波やゴロタ石の隙間がバラしてしまう緊張の場面と
なりますけど、漁港ではこ~いった係留された漁船なんかが障害物となります
ねぇ、、、まっ、船も何も無い漁港ならそのままタモ入れで超~楽チンなんです
けど。あと、水深があるがゆえ足元でも急に底へ向かって突進したりされるのも
ドキッとさせられるバラシ要素になるのかもしれません。
できればもっとやりたかったものの、今日は午後13時までに女満別空港に
戻ってレンタカーを返却しないといけなかった為、後ろ髪を引かれる思いで
午前10時45分終了!それから荷物の整理&クロネコセンターで送るなどして
時間に遅れないよ~帰路につくのでした。
撤収後、すぐJCAらが戦ってた位置にお二人が猛スピードで入って来られて
ましたがあの後も釣れたんでしょうか?丸1日みっちりやってみたかったです。

最終日だけはさすがに釣り自体が厳しい?と半分あきらめかけてた中、短時間で
お腹パンパンのメスを2匹も撃沈できるなんて、、、やっぱりオホーツク海は
魚の宝庫でございます ♪ それにしてもよくもまぁ、こんな濁りまくった所で
やったもんですわ~、我ながら感心!(爆)
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