71cm クエ撃沈! 高知県・大月町 / 柏島
早朝は涼しかったのに午前8時を越えると一気に気温も上がって蒸し暑い
、、、せめて湿度さえ高く無ければもう少し過ごしやすいのに西日本の夏は
厳しいですね。(泣)
街中で辺りを見回せば90%以上の人が半袖なのに、なぜか長袖で大丈夫と
おっしゃってたSurFreyjaの“クラックさん”もさすがに大物投げ釣りの
装備ではヘビー級となる荷物を車から出し入れしてるうちにドバっと汗が
噴き出してきたよ~で即行半袖に。
今回の作戦は彼にとっては完全にお初となり、前からどんな感じなのかは
ある程度知ってたつもりだけど実際に来てみると何から何まで想像していた
以上で少々ビックリされております、、、でもまぁ、時間の経過と共に
少しずつ慣れてきたみたく日暮れ時刻が訪れるまでには余裕も出てきて
エギングを少々されておりました。(爆)


「柏島」
クラックさんもまずはどんな感じの釣りなのか?一度体験してみようってノリ
なので、所有されていないステンレス三脚や大型クーラー、他細々とした
アイテムは全てわたくしめのを貸し出して攻撃準備を整えます。
戦場に上陸した頃は磯も焼けててかなり熱気がムンムン立ち込める状況
でしたが、太陽が傾き始めると風も出てきてとても過ごし易い
コンディションになってきました ♪
しかしながらそれと同時に蚊もたくさん飛びだしたので先に蚊取り線香包囲陣
など陣地付近に蚊を寄せ付けないよ~にしてから攻撃開始。
1投目から早速ウツボがちょっかいを掛けきて竿先が小刻みに揺れまくり!
しばらく放置して仕掛けを回収してみるとどれも見事に針掛かりしてて
閉口させられます、、、結構放置してたらエサだけ食い散らかして針掛かりは
しないまま居なくなってるケースもあり、それを期待してたんですが、
今夜のウツボたちは腹ペコみたい。
ウツボ以外にはツマリマツカサみたいな小魚が湧いてるみたく投点によっては
気付かない間に素バリにされてしまったりと外道に悩まされ続けて3時間
、、、その間に一度も竿が吹っ飛び事も無ければ外道以外のまともな魚と
思えるアタリも無し。


竿先ライトをず~っと凝視しながら今か、今かと本命が回遊してくるのを
待ちわびますが、午後23時を回ってもサッパリ。
サイズなどを問わなければ時期的にも1匹くらいはまず確実に釣れるだろうと
思ってたのに、だんだん焦りが出てきます、、、
グゥ~~~ッ
ポンッ!?
一瞬竿尻が浮いて再びポンっと戻る弱々しいアタリ。

どうせろくな魚じゃないだろうとしばらく放置してたんですが、しつこく竿尻を
浮かそうとしているので仕方なく上げてみると、
ハァ、、、ため息が出るほどのチビちゃんの本命、、、
さすがにリリースサイズなのでポイしよ~とするとクラックさんが欲しいとの事
で贈呈、、、が、しかし自身の陣地へ運んで魚を締めようとされてる時に
暴れられてオートリリースとなりました。(爆)
最低でも50cm以上無いと厳しいなぁ~と思いながらも、1匹アタってきた
のでやっとこさ群れが回ってきたのかも!かなり期待しまくって一旦仕掛けを
全て回収&新しいエサに付け替えて次なるアタリを待ちますが沈黙、、、
あっという間に日付が変わってしまいました。
ガシャ~~~ン!!!
突然わたくしめのスピンパワーSC X4が吹っ飛びました。
急いでアワセを入れてファイト開始となるも、おもいっきり固く締めたつもりの
ドラグからはギリギリ悲鳴のよ~な音を立ててラインが少しずつ出されてゆき、
右へ突進したかと思えば急に方向転換して左へ、、、おまけにバシャ~ン
と水面から飛び出したりとど~見ても本命ではない!?
最後の最後まで馬鹿力を出して抵抗し続けた獲物の正体は、
トビエイ!
優に人間の身長以上、2mはあるよ~な巨大なエイが真っ白なお腹を見せながら
水面でユラユラ、、、こんなのはタモにも入らなければ、入れたくも無いので
途中でラインを切ってさよ~なら~、、、
あんなデッカイのは初めて見たかも!?
時刻も午前1時半となり、撤収時刻まであと数時間、、、
ここまで本命の回遊が皆無の渋い夜は、今時期のこの戦場では初めてのよ~に
思えます。だからと言って諦めてしまうと可能性がゼロになってしまうので
朝まで頑張って打ち返そうとなり、襲ってくる睡魔を振り切りながら攻撃。
ギュウ~~~ッ
竿先がゆっくりかつ深く押さえ込まれたと思えば再び元の位置へ!?
あれっ、竿先が戻ってきちゃったし竿尻すら浮きもしてないからおそらく
ウツボがエサを咥えたまま深くひっぱっただちゃう?そう話しながらそのまま
放置してると今度は竿先に一切変化を出さずに一気に、
ジャリ~~~ン!
一脚上で竿がシーソー状態となり尻手ロープに付けた鈴が痛々しい音をっ。


71cm クエ撃沈 ♪
竿を持った途端に根に入ったのか?根掛かり状態になりうんともすんとも
言わない状態が5分近く続いたものの、何とか外そうと竿をおもいっきり
煽ってみたりいろいろ試しているとゆっくり抜けてきました。
サイズ的には小クエ?あはは、わたくしめもクエは過去に2匹しか撃沈した
事が無いのでよく分かりませんけど、まさかこの戦場でクエが出るとは
思ってもみなかったので水面に姿が見えた時には驚きました。
本命より遥かにレアでかつ高級魚のクエなんですが、狙ってたわけでもなく
その上、本命がサッパリなのでそこまでやったぁ~!って喜べない自分が
そこには居て非常にもどかしい、、、
でも、やっとクーラーに入れてお持ち帰りができる魚が釣れてまずは
ホッとしましたわ~。その後、30分もしないうちに再び竿尻が1回だけ
軽く浮き上がるアタリが出て、

35cm アカハタちゃん ♪
こやつも超~美味しい魚ですから当然キープ。
ウツボのアタリもここ数時間出てないし、単発でもまともな魚が掛かり出してる
ので絶対に諦めず最後まで打ち返そう!そうクラックさんと自分自身に
言い聞かせながら渡船のお迎え時刻ギリギリまで粘りましたが、、、
何も釣れませんでした。(泣)
渋い夜でした、、、2人共、寝不足&夜中じゅう戦っていたのでヘロヘロに
なりながらの撤収。日付が変わるまでにある程度の釣果が出てたらその後は
少し仮眠を取ったりしながらやれるも、まさか本命の釣果ゼロになるとは、、、
これは近いうちにリベンジしとかないと立ち直れないかも!?

【使用タックル&仕掛け】
■ 竿: シマノ・'16スピンパワーSC 425X4
■ リール: シマノ・'21ツインパワーSW 14000PG
■ 道糸: モーリス・VARIVAS バーマックス石鯛遠投VA-G 22号
■ 仕掛け: 捨てオモリ仕掛け
■ ハリス: モーリス・VARIVAS 大物ハリス 40号
■ 針: がまかつ・タマンスペシャル 24号
■ エサ: ヒイカ、スルメイカ
「クエで十分やん ♪」 と思った貴方!これ押してちょ →
