アカアマダイの松笠揚げ ♪

2018年の納竿出撃で撃沈してきた56cmのアカアマダイは帰還後すぐ
予定がタイトに詰まっていたのもあり、いつもお世話になってる近くの鮮魚店
にお願いして捌いてもらい、それぞれのディッシュに合わせて小分け&真空
パック冷凍してありました。
アマダイ系は火を通す事により皮と身の間に凝縮された旨味が引き立つ魚とも
言われるのと、実際過去に何度か赤も白も焼き霜造りなど生で頂いてみるも
そこまで感動するよ~な感じではなかったので以降、全て加熱して頂く
ディッシュにております。
大きな個体だったので半身はウロコを取って適当な大きさの切り身にしてもらい
、もう片方はウロコは取らずそのままの状態にしてもらいました。もちろん何を
作る為にそ~してもらったかは言うまでもありません!


まずはサイコロステーキ風と書くと分かり易い?いや、逆に分かりにくいかも
しれませんけど一口サイズからやや大きめなサイズに切ってゆきましょう。
切り身のウロコのある面を上にしよ~が、下にしよ~が包丁で切り分けて
しまうと必ずウロコが結構剥がれ落ちてしまう傾向にあるので、お勧めは
キッチンバサミ!これが一番スムーズかつウロコの剥がれを最小限に
抑えれるとわたくしめは愛用しております。
なんせこのディッシュは他の魚とは異なる特殊な袋状の形をしているアマダイの
ウロコが重要になってきますから可能な限り残しておかないとねぇ。


↓

作り方は非常に簡単で油で揚げるだけ、、、
ではあるんですが、幾つか注意点がありまして油の温度は通常よりやや高めの
180~190℃くらいに設定するのがベストなのとウロコにある程度水気が
残ってないと笠が開いてくれないんです、、、
アマダイは身が柔らかい魚ですしスライスしてる時点で身崩れが気になる場合は
上の写真にもありますよ~に身の部分にだけ軽~く片栗粉付けてやれば上手く
まとまりますが、絶対にウロコには付けないよ~にしないといけません。
油に入れる時はウロコ面から先に入れて、一瞬にして笠が開くので、そうしたら
身側を下へひっくり返して火が通るまで揚げれば完成。
数切れのみちょこっとだけ片栗粉を付けましたが、さすが鮮魚店で捌いて
もらっただけあってほとんど片栗粉は必要なくそのまま素揚げ状態で
いけましたよぉ!一緒にししとうも素揚げでございます。

アカアマダイの松笠揚げ ♪
塩のみで頂くのが定番で、この塩に関しても揚げる前に身に軽く塩を振ってから
揚げる方法もあれば、何も付けずそのまま揚げて最後に塩をまぶして頂く方法と
2種類あり、個人的にはいつも後者の何も付けずに揚げて食べる時に
岩塩で頂くって感じが多いかな。
もちろんこれも過去に両方試してきてるんですが、アマダイは身全体に上質の脂
があり超~上品な素材のお味を持っているので、ある意味軽くレモンを絞った
だけで塩も付けずに頬張っても十分美味しい魚!ですのでこの魚だけは
その時のお好みに応じて調整できるよう塩も最後にするよ~になりました。
サクサク感溢れる松笠揚げを頬張るとウロコのかっぱえびせんそっくりなお味に
驚かされて、続いてフワフワかつジューシーな身のお味が広がってくる、、、
何度食べても最高の一言しかありません ♪


できたて状態で下手につまみ食いしちゃうとあっという間に無くなってしまう程
の美味さはやはりアマダイくらいしかありませんよねっ。
料亭で食べるとほんの少しで相当なお値段がしちゃうアマダイのディッシュ、
撃沈するのも至難の業ではあるものの、ラッキ~にも撃沈できた時には
お腹いっぱいになるまで贅沢に食べれちゃう幸せが待ってます ♪
釣り物がだんだん少なくなってくる冬に向けてこやつの存在は貴重かつ、
寒くてもまた行きたい!と出撃する意欲をかき立ててくれるので釣り&食
共にやみつきになってしまいます。(笑)
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