63cm カラフトマス最大に9匹! 北海道・斜里町 / 知床半島 (3日目)


羅臼からの帰り道も同じ知床横断道路こと国道334号線を通って帰還。
どちらから向かっても必ず標高の高い山を登るよ~な形で道は進み、頂上まで
達すると下りになってそれぞれの町に入るといった感じ。標高738mの頂上付近
に位置する知床峠は普段、霧が掛かってる事が多いのに昨日は最高のお天気で
間近には美しい羅臼岳、遠くには国後島を望む絶景を堪能できました ♪
おまけに“よっしー”のガイド付きで観光旅行に訪れた気分!?(爆)
午後15時キッカリにホテルにチェックインしてから温泉に浸かって即お昼寝
モード → 午後20時から仕事のオンライン会議があり、それが終わったら
超特急で再びヘッドに入って午前2時には起床。
2日目の秘境で大爆釣を経験できたので、もう十分?などと思ってたのは
束の間、カラフトマスのあの鋭い引きが忘れられず最終日の今朝はたった
2時間程度とはなるものの出漁でございます。
網走市内からでも夜間だと走ってる車は皆無に近く余裕を持って待ち合わせ
場所に到着&よっしーと合流して初日戦った小場所へ向かいます。

今朝は気温および湿度共に高めで無風とあり、釣り座の消波ブロック帯に潜む
蚊が暗いうちからうるさく悲鳴を上げてしまいそ~になります!?なんせこの
大自然の環境に慣れているよっしーですら蚊が酷すぎると頻繁に叩きまくってる
くらいですからよほどですよね。
北海道って年中涼しい帰港だしヤブ蚊などは居ないんちゃうん?な~んて本州の
人間からしたら想像しがちですが、ところがどっこいあの白と黒のシマシマ模様
ではないものの、見た目も大きさもそっくりで血を吸ってくる蚊がおり気温が
暑い日はなんら本州の夏と変わりません!
唯一、今やってる作戦ではウェーダーを履いてる事がほどんどなので下半身は
噛まれる心配もなく、上半身もモスシールドジャケットを羽織ればとりあえず
蚊の猛攻をかわせるって感じでしょうか。
午前4時になり、あと10~15程で攻撃開始という時間帯。
ほとんどの戦場では釣り人がずら~~~っと並んでおそらくすでに大半の方が
キャスト中かと思いますが、ここだけは我ら含めてほんの数人程度、、、人気が
あまり無いらしいのと、真剣に魚を撃沈したいと思うとちょこっと特殊な攻め方
が必要とあり誰しもが好んでは入って来ないよう。
おかげで最終日の朝も変なプレッシャーも感じずのんびり戦えるのが嬉しい
ところ。よっしーのそろそろ始めましょうか~の合図と共にお決まりのビビッド
系カラーから始めますが、アタリも無ければ群れが潜んでそうな部分を
リトリーブしてきてもボディタッチすらしてきません、、、
ゴンッ!?
なぜだろう?とカラーローテーションを始め、黒アワビ柄にした途端、

55cm カラフトマスがアタック ♪
まだ夜は完全に明けておらず薄暗い中でのブラック系カラー、、、人間の目では
確実に見つけるのが困難なカラーの典型とも言えるはずなんですがねぇ。
魚の目にはどんな風に映っているのか凄く興味津々ですわ。(笑)
魚を締めて血抜きをしてからスカリに入れて、、、一連の動作をやってるうちに
みるみる明るくなってきてキャップライトは不要に。
よっしーがあそこにヒレや波紋が見えてると教えてくれる方向に目をやると
幾つもの魚のヒレが左から右へゆっくり移動中。今まさに時合い到来!というか
射程範囲内に群れが入っているのでここを逃さないよ~にすぐさま打ち返して
彼らの進行方向を集中的に叩いてゆきます。
ボディタッチはするものの、なかなか食わない状況下、果たしてこのまま
黒アワビのまま続けるべきか?再びビビッド系、または異なるカラーを試して
みるか?いろんな事を考えつつも、
スプーンはチェンジせずキャストを繰り返してると、

ブナ掛かった53cm カラフトマスがヒット。
う~~~ん、、、ひょっとするとさっき見えてたのはフレッシュな群れで他の
カラーにチェンジしていたらシルバーに輝く個体が撃沈できてたのかも、、、
黒アワビのまま戦ってたから一切反応を示さずヒレが見えなくなった後、
たまたま近くをウロついていたこやつが食った?
わたくしめの中にある黒アワビはブナに非常に効果的なカラーという固定観念が
更に心を戸惑わせてきます。
今朝はほんと時間がありませんから悩んでる暇があるならどんどん積極的に
試していくのが得策!そう思い、早速黒アワビを止めてルアーボックスの中に
あるありとあらゆるスプーンを片っ端から投げてみますが、状況変わらず、、、
アタリは出ないまま5分、10分、15分、、、時間だけが流れてゆきます。


「知床半島」
魚はまだ近くに居るはずなのにあかんなぁ~、、、そんな話をよっしーと
していた最中に急によっしーの竿が曲がってヒット → ようやく当たりカラー
が判明したか!?聞いてみるとなんとブラック基調!
ええっ、じゃあ黒アワビのままで良かった?(爆)
逆によっしーは今までピンク系などビビッドなスプーンをメインに投げており、
全然アタリが出ないからとブラックに変えていきなりってなパターンとのこと。
再び黒アワビ柄に戻して群れが頻繁に行き来している距離帯目掛けて
おもいっきりフルスイング&ゆ~っくりリトリーブを開始すると、すぐにボディ
タッチが始まりヒット ♪ ここから連発劇が始まりましたっ。
グイイイイッ!
ジイイイ~~~ッ
ヒレや波紋といった目印は見えないけど同じ距離帯で次々アタってきます。



63cm カラフトマスが最大かな?
コンスタントに釣り上げながら高確率で銀ピカな個体が出ている事に驚きつつ、
また嬉しい笑いも止まりません。
この調子でタイムリミットまで釣れ続けてくれれば2桁超えも夢じゃない!?
ルンルン気分でカラフトマスの鋭い締め込みを楽しんでいると、ありゃっ、、、
突如魚が右へ突進しだしたと思えば手前の海藻に突っ込みラインブレイク。
なんで?(笑)
海藻ごときではラインは切れないはずだし、、、
よ~くその付近を観察してると表面がギザギザな巨大な沈み根を発見!
間違いなくこの岩肌でPEラインが擦れてしまったんでしょう。このせいで
爆釣を叩き出してくれてた黒アワビスプーンはロスト&新しいリーダーを結ぶ
作業なども必要となり、戦線復帰した頃にはアタリも途絶えていれば、タイム
リミットまであと15分程度に。
この後数投してみるも、やはり魚の気配自体が目の前の海域から完全に消えて
しまっており、潔く撤収~!


密かに目標にしていたツ抜けには至らなかったものの、2時間足らずで
9匹撃沈できたので万々歳かな ♪
【使用タックル&仕掛け】
■ ロッド: シマノ・カーディフ モンスターリミテッド DP93ML
■ リール: シマノ・'18ステラ 3000MHG
■ ライン: モーリス・VARIVAS スーパートラウトアドバンス MP PE 1.5号
■ リーダー: モーリス・VARIVAS エクストリームショックリーダー 22lb.
■ フック: ハヤブサ・フカセ 16号
■ ルアー: アングラーズシステム・BUX 5.1g
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